逆流性食道炎
逆流性食道炎
逆流性食道炎とは?
胃食道逆流症(GERD)ともいい、主に胃酸が胃から食道へ逆流することで、食道粘膜を傷害し種々の症状を呈す疾患のことです。
国民の10人に1人が罹患していると言われています。
胃から食道への内容物の逆流を防ぐ下部食道括約筋(LES)の異常により、逆流が起きてしまいます。
原因としては、肥満、過食、喫煙、ストレス、薬物性、食道裂孔ヘルニア(胃と食道の接合部の形態的異常)が挙げられます。
内視鏡的にはロサンゼルス分類という分類を用いて診断しますが、
現場では臨床診断も広くなされています。
粘膜障害はないが、症状は認める非びらん性逆流症(NERD)という病態も存在します。
逆流性食道炎の症状
胸やけと呑酸(喉まで胃液がこみあげてくる)が代表的な症状です。
その他の症状としては、胸痛、咳嗽などがあります。
重症例では出血や食道狭窄も合併することがあります。
また長期間コントロール不良の場合、悪性腫瘍も発生することが知られています。
逆流性食道炎の治療
① 生活習慣の改善
高脂肪食/甘い食べ物/柑橘系の摂取を控える、ダイエット、禁煙、就寝時の頭部挙上(25cm程度)、就眠前4時間以内の食事を避けるといった生活習慣の見直しが必要です。
② 内服治療
胃酸の分泌を抑制するPPIやP-CABといったお薬が有効です。
消化管運動機能改善薬、漢方薬も併用することがあります。
病態に応じて適切な投薬治療を行います。
③ 外科手術
内科的治療で改善しないものについては手術が検討されます。
逆流性食道炎とオンライン診療
逆流性食道炎は継続的な治療が大事です。
もし、医療機関が近くになくて定期的な通院が出来ない、
仕事が忙しくて通院に十分な時間を割けないという方は
当院の早朝夜間オンライン診療をご利用ください。
症状に応じた適切な治療をご提案させていただきます。
当院は処方だけではなく、生活習慣の見直しやダイエットに関するアドバイスも積極的に行っております。
皆様の御来院を心よりお待ちしております。
逆流性食道炎で
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